一つ所で懸命に

Y先生は先日の女子居合大会で久々に演武されたそうだ。
『私が一番やりたいことはコレなんだなあとあらためて自覚したのよ』そうおっしゃっていた。
素敵だなと感じ入る。
自分はどうなのだろう。
ふと自問してしまう。
これまでも自分が一番やりたがってる、もしくはやると言い張ってきたことは今でも一貫して変わっていない。
でも、着手もできないでいるうちに興味の対象が変わり続け、いったいなにがしたかったのかもピントがぼやけているのが現状かもしれない。
仕事はやりがいも感じているが、クオリティ的には自分ならではの作業をしっかり遂行できているのか常に自問する日々。
中心とすべき軸はふらふらゆれていて、本来の力が発揮できないでいるという設定の幻想の中でどうやら自分は生きている。
家族にもその幻想をつきあわせているのではないか。
おちいりがちな過ち、偶然でも自分の資質により乗り切れた幸運などを洗い出してから今後の展望を考えてみる。
辿り着いたこの場所でまずは懸命に生きてみる。
不平不満を並べたてることで心をすり減らすことなく、現状で最善を尽くすことを常に実行する。
自分の小さな了見でピントをぼかしてしまうのでなく、今をしっかり生きることで自分を切り開いていく。
自分の中の放置してた荒れ地を開拓していく。
そしてベストな種をまいてベストな花を咲かす努力を怠らない。
与えられている環境の中でベストを尽くすということ。
毎度のことで当たり前なのだが、自問も結局そこにたどり着く。