居合道講習会

 
全日本剣道連盟主催の居合道五段以下講習会に参加しました。
睡眠時間が2時間だけだったのでバテ気味だった。
同門のI氏に車でK立駅スタバ前まで迎えにきていただいた。
K氏とY氏もいっしょだ。
K立を8時にひろってもらい講習会会場のT野川体育館に着いたのは8時40分頃。
日曜の朝の都心方面はすいすい運行できて予想以上に早い到着。
午前中は各段位に分かれて個別の先生がついて講習会がおこなわれた。
全員で200人以上は参加していたろうか。
無段から初段の部、二段の部、三段の部A班、三段の部B班、四段の部、五段の部に別れて講習を受けた。
自分の受けた二段の部で20人くらいの参加だった。
その半数以上がこの9月19日に三段の昇段審査を受けるらしい。
本日の担当の先生は無外流のI先生でした。
審査の要点や審査員がどこを観ているのかの着眼点などの説明がある。
居合は礼に始まり、礼に終わる。
刀礼がきちんとできていなくてははなしにならない。
日本文化の伝承という点でも、居合道では作法が重要視されるので、着装の乱れも厳しくチェックされる。
そして各技の理合を理解し、正確に技を演武する。
敵の攻撃に即応できるよう各技は最小限の動作で実効性があるように練り上げられている。
その理合をしっかり理解することが大事。
目付けは仮想敵を想定し、その攻撃に対応する形で各技を練り上げていく中で磨かれるべき。
つぎに体さばきも重要。
身体が向こうとする方向に正対するように腰の入った動きをすれば自然に足もついていく。
いつどんな攻撃を受けても即対応できるような隙の無い所作を技の流れの中でも体現できるように練り上げること。
刀の勢いだとか見栄えのほうに気をとられがちではあるが、手の内を含めた剣さばきは重要度としては最後で良い。
理合にもとずいた体さばきをしっかり意識しながら刀を振っていれば、稽古が深くなるほどに自ずと無理なく剣の勢いは増してくるはずだと。
着装→刀礼→技の正確さ→目付け→体さばき→剣さばきの順で重要視して稽古をこころがけること。
※あくまで三段審査においてはという注意つき。
四段、五段になるとまた別の深い着眼点で修業の深さを試されるということでした。
午後は制定技の説明の続きと平行した稽古の後、5人ずつ指定技を設けての模擬審査を行なった。
今回は稽古よりも各技の要点と理合の解説に多く時間を費やされた講習だった。
最後は全ての参加者が各段位ごとに順に全員の前で演武。
二段は制定十二本から奇数の技六本を演武した。
大勢の前で演武しても動揺したり息が乱れたりもなく、だんだん上がらなくなっていることを実感できた。
それなりに大会や審査、そして講習会と少しずつでも場数も踏んできたおかげだろうか。
これは収穫かと思う。
朝9時半から午後4時まで実技講習を受けたわけですが、今回は500ミリリットルのペットボトル4本分、なんと2リットルもの水分補給をしてました。
帰りは落雷付きの超土砂降りとなりI氏に自宅前まで送っていただき本当に助かりました。感謝。
前回の真夏にも同じ講習会に参加しましたが、その時は汗をかきすぎて大変な思いをしました。
刀をさした帯が汗でびしょぬれになると、スムーズに鞘引きできなくなるのです。
鞘引きできないと刀が鞘からすんなりと離れませんから、怪我の恐れもあるわけです。
なので、今回はボディシェイプウエストシェイパーなる秘密兵器(サウナ効果のある腹巻きw)を腹部に巻いていきました。
おかげで帯は汗で濡れなくて、しかもお腹まわりにとくに発汗効果がありメタボ挽回に一石二鳥と喜んだのですが、たいして体重の変化はありませんでした。
それより帰宅後速攻で発泡酒2本をたいらげ、ご飯もおいしくてつい食べ過ぎたので元の木阿弥だったかも…でした!!
 
 
 
 

稽古

 
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またまた仕事が稽古日とかさなり稽古が出来ずにいた。
やっと昨日の水曜の夕方からの稽古に参加できた。
二度ほど通し稽古した後、昇段審査に向けての検証用にムービーを撮る。
刀を振りかぶるときも腕だけの小さな振りになりがち。
なのでどうしても切り下しが貧弱になってしまう。
振り下ろした切っ先がどうしてもぐらつくのだ。
刀を振りかぶった時に振りかぶった刀の下に身体ごと入れ込む感覚で腰を入れて切り下ろすのだと四段のSさんに指摘していただく。
なるほど。
※画像はムービーからキャプチャーしました。