2年越しで学生も世代交替しながら『富嶽』を完成させることができました。
追加撮影と編集の様子です。
絵コンテのようなもの
黒板にも作業イメージを板写して互いの作業が響き合うよう共通のコンセンサスを図ります。
とりの羽ばたきのアニメートの覚え描き
鳥の羽ばたきシーンのコマ撮りの様子
鳥の撮影が終わりおつかれさまのポーズです!
コンポジット作業中
最終のカットも取り終えあとは編集作業を残すのみ!
2年越しで学生も世代交替しながら『富嶽』を完成させることができました。
追加撮影と編集の様子です。
絵コンテのようなもの
黒板にも作業イメージを板写して互いの作業が響き合うよう共通のコンセンサスを図ります。
とりの羽ばたきのアニメートの覚え描き
2年生のクラス16名の編成で実験アニメ授業を受け持つことになり、パペットアニメ制作に挑戦することになりました。
前期約3ヶ月間、週1回3コマ授業での進行です。
どのように制作を進めるのか、指導する自分にとっても毎回のワークショップがチャレンジの連続です。
今回は16名全員で「いっすんぼうし」を共同で制作することに決定しました。
参加する学生全員が自分の担当するキャラクターをデザインし人形を制作してコマ撮りも担当する。
そういうスタイルで行くことに決めました。
統一の人形構造体を作ることにしました。
実験で見本を制作。
アルミの針金を構造体にフォルモ(石塑ねんど)とスタイロフォームを使用しています。
顔はスタイロフォームを削った上にちぎった和紙を水に浸し糊付けし、ボディはフォルモで造形した上から布テープでテーピングします。
衣類は和の折り紙で造形しながら両面テープで人形の上から形を整えつつ貼付けるスタイルです。
ちょんまげ、耳や鼻は化粧用パフを眉毛はさみなどで形を整えボンドで接着。
さっそく鬼が酒盛りをはじめています!
構造体の制作はまずはここまで。
絵コンテ作業
各人形用にカッターなどで削り出ししたスタイロフォームの頭部に水に濡らした和紙を木工用ボンドを筆で塗りながら貼付けていきます。
スタイロフォームを使うのはカッター等で加工しやすいことと軽く仕上げるためです。
衣装を和紙折り紙で制作中です。
いっすんぼうしは旅立ちの準備ができたようです。
鬼の大将もやる気満々です。
他のメンバーもそろってきました。
関節可動のパペットたちがそろってきていよいよ撮影かと思うとわくわくしてきますね。
オールキャストです。
一寸法師だけでも3体いますよ。
セットを組みっぱなしにしておけない教室での撮影です。
毎回撮影セットを解体しなくてはなりませんので撮影にも工夫が要ります。
マルチプレーン撮影台でのコマ撮りとともに必然的にグリーンバックによる合成が多用されることになります。
いっすんぼうしに襲いかかる鮭の切り絵パーツです。
マルチプレーン撮影台でコマ撮りした映像をスクリーンにも写し、動きのタイミングなどを確認しながら連係プレイで撮影していきます。
こちらはグリーンバックでパペットをコマ撮り中の様子です。
アニメラボ3年生の実験アニメーション授業で切り絵アニメーションを制作しました。
テーマは風神雷神図屏風からイメージして作業していきました。
切り絵用のパーツ
ミニマルチプレーン撮影台に切り絵パーツを配置
大小のマルチプレーンを組み合わせて風神雷神が屏風から飛び出すシーンを撮影
実験アニメーション制作ワークショップを担当したアニメラボ前期授業の成果です。
人形をコマ撮りしパペットアニメーションを制作しました。
アナログ技法とマルチプレーン撮影台を駆使して制作しています。
「Patchy!」は学内のコンペ・アワードで入賞が確定したようです。
学生たちはよく頑張りました!
本日から始まる紅華祭ですが、10月12日(月)図書館棟向かい食堂のある建物の2階スチューデントスクエアで14:30より受賞式があります。
スチューデントスクエアでは受賞作品を常設し、上映とパペット人形の展示もされます。
卒業生の皆さん、ぜひスチューデントスクエアも覗いてあげてくださいね。
ここからはメイキングです。
7月初旬に学内コンペ「ぱっちぃ」コンテンツアワードへのチャレンジをせよ!との通達がありました。
実験アニメの授業にふさわしく、パペットアニメーションでのエントリーを決めました。
さっそくパペットのサンプルを制作することにしました。
材料はだいたい100円ショップでそろうものを使用します。
スポンジ製の野球ボールを材料にしてます。
背中の突起がポイントです。
このように中空に固定するために便利です。
化粧用パフの足を眉毛ばさみでカタチを整えます。
色を塗る前に下地としてジェッソを塗ります。
アクリルガッシュで着色して完成です。
顔は表情を付けられるように粘土にしてます。
もう一体大きめのものも制作することにしました。
野球ボールより少し大きめのヒヨコの顔のボールを見つけました。
可動部はアルミの針金でつくります。
着色して2体目も完成です。
金の折り紙で作った王冠を乗せて撮影の準備が整いました。
顔は置き換え式にしてみました。
アイデア出しの段階ではこれくらいのバリエーションで豊かな表情も想定してました。
撮影用の粘土もいろいろ準備しました。
絵コンテなど。
ストーリーのアイデアスケッチはこんな感じです。
グリーンバック撮影です。
iPadのアプリで動きの基本を確認しながら撮影していきます。
空を飛ぶシーンです。画面は横になるようにカメラのスマフォを立てて撮影しています。
この日の撮影ははココまで。
夏休み明けに撮影する教室を変えてコマ撮りの再スタートです。
動きの撮影になれてきたところで早速ショートストーリーの要のシーンの撮影に入ります。
王冠をとるシーン。
コマ撮りって楽しいね!
7月に入り映像クリエイションコースでの担当授業もスタートしました。
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animation creator です。
映像クリエーションコースの講師紹介ポスターができてました。
仕掛けバレバレですが、コマ撮りしてみるとイノチが吹き込まれるから不思議です。
実験アニメーションの実習用に新たにカスタマイズしたマルチプレーン撮影台を制作しました。
設計図的なラフ画です。
マルチプレーン撮影台の完成品です。
PLフィルターの使用などで乱反射や映り込みの問題もほぼクリアしました。
照明は全てLEDなので昔のように火傷の心配もありません。
左右のトレペを外すことができてすっきりさせることができました。
前後左右どこからでも3段の棚板に5〜6人が同時に手を出せて一緒に作業できます。
アルミのLアングルとシャコマンを駆使すればアクリル板の棚板も増やせる仕様です。
こちらの撮影台のメインの棚板3枚はガラスを使用してますが、30年前に作品制作用に自作したマルチプレーン撮影台の棚板はアクリル板にしていました。
長時間撮影しているとライトの熱でアクリル板が変形してくるので、冷やすための扇風機を用意したりで大変な電気代がかかった記憶が甦ります。
LED照明のおかげで明るいのに電気代も削減できますし、熱も発生しないので助かります。
完全なDIYでHDの画角にも対応するよう作ってみました。
一番下の段は透過光が使えますので、サンドアニメやおはじきやビーズなどの透明素材をつかうマルチプレーン撮影にも対応できます。
切り絵アニメーション用キャラクターのパーツを切り抜いて撮影します。
今回はキャラクターのコマ撮りと背景のサンドアニメーションは別撮りでグリーンバックによる合成のテストもしてみました。
いろいろ楽しい実験ができそうです。
というわけで…「鳥獣戯画」にトライしています。
切り絵アニメーションには最適な題材かなと感じています。
プロジェクターにカメラの画像を映しながらの作業は盛上がります。
皆で楽しく作業しています。
簡易マルチプレーン撮影台も活躍してくれてます。
もくもくとキネティック・サンドと戯れています。
シャッターボタン押し係です。
焚き火を囲むような雰囲気の中でのコマ撮り作業です。
簡易マルチプレーンですがサンドアニメも2段マルチ画面でコマ撮りできます。
皆でアイデアを出し合いながら楽しく作業しています。
一番楽しんでるのは自分かもしれませんね。
プレ授業のデモンストレーションのために撮影台をセッティングしました。
乱反射や映り込みの問題もあり、まだまだカスタマイズが必要です。
今後の課題です。