もよりの駅で朝7時15分に待ち合わせる。
米国人3人とニュージーランド国籍の中国人、先生方と自分も入れて7人で移動。
今日審査を受けたのは巨体の米国人2人と自分の3人だけであとの2人の新弟子は向学のための見学ということでした。
JR中央線でお茶の水までいき千代田線に乗り換え、綾瀬の武道館まで約1時間半かかった。
東京武道館の2階のスペースで審査はおこなわれた。
4月に参加した第46回居合大会の時のメイン会場より小さめのスペースでした。
年齢の若い順に演武が始まる。
今回の審査では11歳から72歳まで約100名の参加ということでした。
僕のゼッケンナンバーは64番でした。
五人一組で演武をし、審査を受けることになるので、だいたい近い年齢の方々と組むことになります。
いっしょに審査を受ける米国人のお弟子二人のうち一人が自分と同じグループでした。自分より一歳だけ若いということを知ってちょっと驚く。剣道では3段の有段者なのだという。他の新弟子さんたちも剣道の稽古もしている方々なのだそうだ。
専門校の居合部のO先生も学生の級審査の付き添いでいらしてたので挨拶する。
自分の番が近づくと、さすがに緊張するものだなあとヒリヒリとしたその感触を味わいながら待つ。
米国人のお弟子二人がユーモアたっぷりのジェスチャーで自分も緊張してると表現してくれる。お互いにベストをつくしましょう、とカタコトの日本語と英語で伝え合う。
なんと自分は日の丸の国旗の前に設置された五人の審査員の座るテーブルの真ん前の真ん中での演武と相成った。
業が小さめになったり心配だった刀礼で多少もたつきもあったかもしれないが、ほぼいつもの稽古のとおりに演武できたと思う。
審査で共に演武した五人で輪になっての正座でお互いに礼をし、ゼッケンをお返しした。
Y先生は「よかったわよお!」と仰ってくださる。
先に演武を終えていた米国人のお弟子さんからも「グッジョブ!」と声をかけてもらう。
T先生は無言でしたが、しっかり僕らの演武をご覧になっておられたようでした。
みんなで記念写真をとったりして審査の終わるまでの時間を過ごす。
朝9時に会場に入場してからお昼の12時半ごろには合格発表がありました。
無事三人とも一級審査に合格できました。
免状をいただき、さっそく先生方に報告にいきました。
T先生から『おめでとうございます』というお言葉をいただきました。
その後、先生方やお弟子の皆さんとお茶の水の和定食屋さんでジョッキ生で祝杯をあげ、お食事をいただいてから家路につきました。
「このペースと集中力で稽古を続けていければいい結果も望めるでしょ。
まずは3ヶ月後の初段審査に向けてじっくり制定居合12本のすべてをおぼえていくことになるわよ。」とのY先生のことばに静かに内圧が高まる思いがしました。