切り絵アニメーション実習

 
実験アニメーションの実習用に新たにカスタマイズしたマルチプレーン撮影台を制作しました。
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設計図的なラフ画です。
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マルチプレーン撮影台の完成品です。
PLフィルターの使用などで乱反射や映り込みの問題もほぼクリアしました。
照明は全てLEDなので昔のように火傷の心配もありません。
左右のトレペを外すことができてすっきりさせることができました。
前後左右どこからでも3段の棚板に5〜6人が同時に手を出せて一緒に作業できます。
アルミのLアングルとシャコマンを駆使すればアクリル板の棚板も増やせる仕様です。
こちらの撮影台のメインの棚板3枚はガラスを使用してますが、30年前に作品制作用に自作したマルチプレーン撮影台の棚板はアクリル板にしていました。
長時間撮影しているとライトの熱でアクリル板が変形してくるので、冷やすための扇風機を用意したりで大変な電気代がかかった記憶が甦ります。
LED照明のおかげで明るいのに電気代も削減できますし、熱も発生しないので助かります。
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完全なDIYでHDの画角にも対応するよう作ってみました。
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一番下の段は透過光が使えますので、サンドアニメやおはじきやビーズなどの透明素材をつかうマルチプレーン撮影にも対応できます。
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切り絵アニメーション用キャラクターのパーツを切り抜いて撮影します。
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今回はキャラクターのコマ撮りと背景のサンドアニメーションは別撮りでグリーンバックによる合成のテストもしてみました。
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いろいろ楽しい実験ができそうです。
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というわけで…「鳥獣戯画」にトライしています。
切り絵アニメーションには最適な題材かなと感じています。