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自分の本分とは

これだけは譲れない自分の本分というものをいざという時に提示できるような人間としての威力が自分にはカケラもないのか。

そう思うことがこのところ続きました。

自分を甘やかし、世間の厳しさからも目をそらし、お目出度くこれまでを生きてきた生温さが見透かされていただけのことなのだと実感します。

自分の本分を極める生き方とは?
自分の命の使い方の極意とは?

これまでの己の生き様の生温さが見透かされているだけ。
そう気付いた今から、この足もとから変えていくだけ。

自分の目を眩ませるモノを取り除き、自分の本分を発揮できる環境を取り戻すことだ。
そして、これから残りの人生において真っ向から向き合え、正しいと信じられることに自分の命を使うこと。

そのことにつきる。


H市の大会

 

自分に勝った方が優勝する。
結果は3位。今回も銅メダルをいただきました。

兄弟弟子のK氏は決勝で惜しくも敗れ2位でした。

居合にはその人間性が出る。まるで鏡のようです。

正確さ、エレガントさ(美しさ)、威力。
この3つを全て文句のないレベルまで昇華させるべく稽古を重ねるしかないと痛感した一日でした。

 

 


昇段審査

綾瀬の東京武道館に居合道の昇段審査を受けにいきました。
この日は初段から五段までの審査がありました。

僕は五人一組でおこなう審査の二番手だったので開会式後あっというまに出番がやってきました。
後列だったせいもあり、あまりあがらずにいつもの稽古に近い演武ができました。
やはり師匠の計らいで大会などに積極的に出場し、場数を踏むことができたことも功を奏しているのかもしれません。

演武を終えて真っ先にT師匠のところへ駆けつけると「よくできてました、だいじょうぶです。」と審査結果が出る前にお墨付きをいただきました。笑
あんまり褒めてくれたりする師ではないので正直びっくりでした。

おかげさまで居合道初段審査に無事合格できました。

残りの兄弟弟子たちの審査をはらはらとした気分で見学しました。
T先生の弟子で今回昇段審査を受けたのは初段四人、二段二人、三段二人でした。三段を受けたおひとりだけ失格で半年後の審査で再挑戦ということになり、あとの全員は無事合格することができました。

今回の審査から演武は指定技になったせいなのか技を間違える方も多かったようでした。
さすがに四段、五段の審査になるとハードルは高くなり昇段できない方もずいぶんいたみたいです。

演武会場の受付横には刀剣屋さんの出店があり、模擬刀や真剣が手に取って見ることができるようにして売られていました。
拵え付きの日本刀だけでなく鍔やハバキ、下げ緒などの装飾品も多数展示販売されていました。
なんと柄巻き用の革紐と親粒付き鮫革までありました。
ネット購入より安い値段だったので自分に合格のご褒美ということにして購入してしまいました。
いったい何に使うんだと兄弟弟子に突っこまれ、木刀の柄に革紐の柄巻きを試みますと答えると師匠も含めて皆にあきれらました。しぶいの作ってやるぞという野望が!笑

打ち上げはM市の小料理屋さんで盛り上がりました。
巨体の外国人たちがはめをはずしすぎてお店や他の客に迷惑だったかなというくらい騒いでました。僕らのいる空間だけホント日本じゃなかった。苦笑

この昇段審査のために来日し、無事三段に合格できたLさんが僕に入れ墨のデザインをしてくれと頼んできた。
現在29歳のLさんは2年前まで某N◯VAで英会話講師をしながら日本に滞在し、T師匠に居合を毎日のように熱心に習い奥居合までマスターしてオーストラリアに帰っていったそうだ。

今は癌に効くワクチンを研究する科学者をしている。
酔った勢いで頼んでるんでしょ?お国のお母さんが泣きますよ!とゼスチャーまじりで伝えるともうすでに鳳凰と龍が単体で右腕に彫ってあってそれを Tシャツをぬいで見せてくれた。Lさんの考えでは胸から腕に絡むように鯉の滝登りを水しぶきとともに彫り、すでに彫ってある龍と鳳凰も一つの絵であるかのようにまとめたいのだそうだ。
デザインだけ僕に頼みたくて彫るのはオーストラリアの彫り師だという。
日本の入れ墨をデザインしてくれるところへも行ってみたがなっとくできなかったらしい。
師匠に渡してあったハガキサイズの作品集に龍に乗った少年のイラストがあり、それを見たLさんは自分に頼みたいと考えたのだそうだ。
Lさんは結構真面目だった。
実は前日の錬成館の稽古の時にも僕にタトウーのデザインおねがいしますといっていたのでてっきり冗談だと思っていたのだ。
受けるとしたらこれは責任重大です。
でも、これも縁だしアイデアラフだけでも描いてみましょということに。
入れ墨デザインなんてはじめてです。

米軍基地ではたらくDさんも便乗して自分の腕にも彫りたいからデザインをおねがい!といってきた。
もう髑髏がすでに肩からひじにかけて彫られている。
これ以上腕に彫ると演武の時に道着からはみ出しますよ!と伝えてもらう。
師匠からもそういう入れ墨はダメだ!と注意されショボンとしていました。

なんだかウオリヤーな方たちとお近づきになるのは自分の世界も広がるようでわくわくできます。

 


居合道大会に参加

 

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T市の居合道聖大会に参加させていただきました。

稽古不足なままの参加を気にしていましたが、
おかげさまで一般無段の部で三位をいただきました。

準決勝で同門のDさんに判定2対1で敗れました。
Dさんが銀メダルで僕が銅メダル。

お互いにグッジョブ!と握手。
お師匠と記念写真です。

 

 


一級審査に合格

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もよりの駅で朝7時15分に待ち合わせる。

米国人3人とニュージーランド国籍の中国人、先生方と自分も入れて7人で移動。
今日審査を受けたのは巨体の米国人2人と自分の3人だけであとの2人の新弟子は向学のための見学ということでした。

JR中央線でお茶の水までいき千代田線に乗り換え、綾瀬の武道館まで約1時間半かかった。
東京武道館の2階のスペースで審査はおこなわれた。
4月に参加した第46回居合大会の時のメイン会場より小さめのスペースでした。

年齢の若い順に演武が始まる。
今回の審査では11歳から72歳まで約100名の参加ということでした。
僕のゼッケンナンバーは64番でした。
五人一組で演武をし、審査を受けることになるので、だいたい近い年齢の方々と組むことになります。

いっしょに審査を受ける米国人のお弟子二人のうち一人が自分と同じグループでした。自分より一歳だけ若いということを知ってちょっと驚く。剣道では3段の有段者なのだという。他の新弟子さんたちも剣道の稽古もしている方々なのだそうだ。

専門校の居合部のO先生も学生の級審査の付き添いでいらしてたので挨拶する。

自分の番が近づくと、さすがに緊張するものだなあとヒリヒリとしたその感触を味わいながら待つ。
米国人のお弟子二人がユーモアたっぷりのジェスチャーで自分も緊張してると表現してくれる。お互いにベストをつくしましょう、とカタコトの日本語と英語で伝え合う。

なんと自分は日の丸の国旗の前に設置された五人の審査員の座るテーブルの真ん前の真ん中での演武と相成った。

業が小さめになったり心配だった刀礼で多少もたつきもあったかもしれないが、ほぼいつもの稽古のとおりに演武できたと思う。

審査で共に演武した五人で輪になっての正座でお互いに礼をし、ゼッケンをお返しした。
Y先生は「よかったわよお!」と仰ってくださる。
先に演武を終えていた米国人のお弟子さんからも「グッジョブ!」と声をかけてもらう。
T先生は無言でしたが、しっかり僕らの演武をご覧になっておられたようでした。

みんなで記念写真をとったりして審査の終わるまでの時間を過ごす。
朝9時に会場に入場してからお昼の12時半ごろには合格発表がありました。

無事三人とも一級審査に合格できました。

免状をいただき、さっそく先生方に報告にいきました。
T先生から『おめでとうございます』というお言葉をいただきました。
その後、先生方やお弟子の皆さんとお茶の水の和定食屋さんでジョッキ生で祝杯をあげ、お食事をいただいてから家路につきました。

「このペースと集中力で稽古を続けていければいい結果も望めるでしょ。
まずは3ヶ月後の初段審査に向けてじっくり制定居合12本のすべてをおぼえていくことになるわよ。」とのY先生のことばに静かに内圧が高まる思いがしました。